リーリァの強さは、ゲーム的に言うと、『正規勇者専用スキルツリー』の内容に支えられています。スキルポイント1を注ぎ込むと【剣技マスター:統合スキル、一般剣技スキル100種を扱えるようになる】がいきなりゲットできる大雑把っぷり。 [twitter:2022/04/17]
で、このスキルツリー、実はこの世界に実装されてません。木片魔法というのが要はチートコードをゲームに直接書き込む技術で、ガチ不正行為的な意味でチートです。それを駆使して、リーリァや歴代正規勇者はこのスキルツリーを使えるようになってました。 [twitter:2022/04/17]
幼きころのヴィレム君は、このスキルツリーをゲットしたかった。でもなんせ入手手段がチートコードに限られるような代物なので、努力ではどうしようもなかった。でも諦められなかった。そこで彼はどうしたか。 [twitter:2022/04/17]
そうです。スキルポイント1で【剣技マスター:一般剣技スキル100種を扱えるようになる】を手に入れたかったからと、スキルポイント101をつぎ込んで一般剣技スキル101種を無理やり入手したんです。目的だったはずのスキルより幅広くカバーしちゃったあたりが彼。 [twitter:2022/04/17]
剣技に限らず、多種のスキルに関して彼は同じことをやっています。中には正規勇者ツリーではカバーできなかったレアスキルもたくさん含まれます。たとえばアデライード専用だったはずの調整スキルツリーを(極めこそできなかったものの)しれっと継承したりもしてました。 [twitter:2022/04/17]
そんなこんなで、リーリァから見たヴィレムは「いやあの、チート使ってる立場から言うのもなんだけど、力業のガチ育成でチートについてくるのマジわけわかんないんですけど」なやつなわけですという話でした。 [twitter:2022/04/17]
(あ、この例えでいくならクトリは物語開始時点でスキルからっぽでしたが、ひとりスキル博覧会状態だったヴィレムが手持ちからよさそうなのをいくつか見繕って教えてくれたので急激パワーアップが果たせたんだという感じになります) [twitter:2022/04/17]
【追記】この場合、このスキルツリーに例えられるような鍛錬概念それ自体が人間種独自のものなので、浮遊大陸群では人間風のスキルをいっこでも持ってる(自力で編み出してる)やつはちょっとした特例というか特異な存在となります。アイセア(というかナサニア)とかですね。
【追記】リーリァが正規勇者専用ツリーの力を失うようなことがあれば、超大幅パワーダウンをして、『ただの不世出の大天才』になるでしょう。その状態で仮に本気同士で戦えば、ヴィレムの圧勝となっていたでしょう。人外の理不尽に向けて手を伸ばし続けてきたヴィレムにしてみれば、どんな大天才だろうと、人間の枠内に収まってくれる相手にいまさら後れを取る道理はありません。
【追記】なおこの説明はあくまで「ゲーム的に言ったら」を例えた話であり、あの世界にスキル制はありません。