角川スニーカー文庫さんの公式サイトで、『終末なにしてますか？　忙しいですか？　救ってもらっていいですか？ #01』のためし読みが可能になりました！
紙書籍と同じレイアウトの（epub形式ではない）本が、なんと１５５ページもの長さにわたって読めてしまいます！

どどんと１５５ページ！

いろいろなモノで溢れかえる今の世の中、「中身のわからないモノ」に向けた心理障壁は、なんだかんだで高くなってしまうものです。
人気作の続編とか、リバイバルとか、固定ジャンル作品群とかがあちこちの業界で話題独占するのも当たり前です。だってそれらは、買ったり観たり読んだり消費したりする前から、「中身がある程度わかってる」ものですから。

そして、『終末な(略)』は、実際に読んでみないと分からないような要素がコレデモカとばかりに詰め込まれた、厄介な作品です。
表紙を見ても、あらすじを読んでも、「それで結局この話はどんなもんなの」という問いへの明確な答は書かれていません。
私もことあるごとに「舞台はふつうのファンタジー世界だよ（少なくとも５００年前は）！」とか「主人公がかわいい女の子たちに好かれるよ！」とかがんばって説明してはいるんですが、なぜかなかなか信用してもらえません。
少なくともウソは言っていないはずなんですけどねぇ。おっかしいなぁ。

しかし、そんなもどかしい日々もこれまでです。
私たちには、この、ためし読みがあります。
買う買わないを決める前に、「中身をある程度知る」ことが、できるようになったのです！

「どんな話なのかわかんない」という方がいましたら、本を買うかどうかとかそういう生々しい話はひとまずさておいて、まずは読んでみてください。
どんな連中が、どんな世界で、どんな状況に直面しているのか。１５５ページを通して、そこまでは描かれているはずです。
そして、彼ら彼女らがそのあとどんな物語を紡いでいくのかは……知りたい、見届けたいと思って頂けたなら、その後に改めて、本を購入するかどうかを考えてみてください。





そして、告知事項は、もうひとつ。
１巻発売時に一部店舗特典として配布されていた短編二本が、同サイトにて、８／１までの期間限定で公開されています！

左下のほうに注目

１巻時点ではほとんど出番のなかったはずのティアットたち年少組になぜかスポットライトが当たった、ちょっと平均年齢が低すぎる一作『眠れぬ夜を貴方と共に』。

しごくふつうの食事の光景を描いていたはずが、どうして彼女が出てくるだけでオチがついてしまうんだと作者が頭を抱えた一作『ひとつの問いとよっつの答』。

これらはともに、後日発売になる、『終末な(略)#03』の電子書籍版にも同梱されます。
紙書籍版特典を入手しそこねたけど手元に持っておきたいな、という方は、ぜひ検討してみてください。

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