[13/01/03]
一般に初夢は「元旦の夜にみる夢」と言われているけれど、
昼夜逆転生活を送るダメ人間には初夢をみる権利も認められていないのでしょうか。
鷹とか富士とか茄子とかとキャッキャウフフすることも許されていないのでしょうか。
父さん、日本は厳しい国です。
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実際には、初夢の定義はけっこう曖昧で、
地方や時代によってみるタイミングがけっこう違うようです。
大晦日~元旦にかけてみる夢だという説とか、2日~3日にみる夢だという説とか、
果てには節分の夜から立春の朝にかけてみる夢だという説すらあるそうで。
しかしこれ、「大晦日~元にかけてみる夢」とか、ふつうに無茶ですよ。
除夜の鐘を打ったり聞いたりした人は、その時点で大晦日中の就寝に失敗しているわけで、
その年の初夢のチャンスを問答無用で奪われた形になるわけですよ。
まあ、主流にならなかったルールなんで、どうでもいいっちゃいいんですけど。
ともあれ、そういったバリエーションをいくら追いかけていっても、
どれもこれも「初夢=ほにゃららの夜にみる夢」という形でしか書かれていません。
「夢は夜にみるもの」という原則が、どのルールの中でも生きているのです。
日付をまたぐ形で寝ないと夢とは認めねえと言い切られているのです。
やはり、昼に寝て夜起きる人種に初夢を楽しむことは許されないのでしょうか。
そんな話を、以前、筋金入りの夜型人間である某氏にしてみたことがあります。
その時の氏のコメントは、以下のようなものでした。
「元日の30時に寝て、2日の12時に起きればいいんじゃない?」
深夜番組かよ!
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とまあそんなところで、改めて今年もよろしくお願いします。
……あ、この話、特にオチはありませんよ?