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7ならべのゲームコンセプトとか、一人遊びとパーティゲームの話とか [15/06/16]



先日の7ならべのコンセプトとかについて、ちょろっとだけ長めのお話を。



対CPU戦だからこそできる楽しみ方がある


コイツに触れた方はすぐに分かったと思うんですが、これ、7ならべじゃありません。
あ、いや、それでももちろん7ならべではあるんですが。ええいややこしい。
正確にいうと、世間に普及しているいわゆる多人数で遊ぶパーティゲームとしての「7ならべ」と、明確に違うところがあるということです。

目立つ違いとしては、スコア制度であるということ。
プレイヤーの目的は自分のスコアであり、麻雀のように他プレイヤーのそれと比較することすらないこと。
つまりは……なんだかんだ言って、これは多人数ゲームの皮をかぶったソリティア、「一人遊び」であるということ、です。

なんでそんなことになったのかといえば、これがまた至極当たり前の話で、「AIが人間ではない」から。

いくら人間の代わりに参加させられるロボットを用意できたからといって、それは人間そのものではありません。
これは判断力や思考力だけの問題ではなくて、究極的な話をするなら、AIのプレイヤーは決してゲームを「楽しむ」ことができません。
そしてこのゲームに参加したプレイヤーは、どんなにがんばっても、他のプレイヤーと「共に楽しむ」ことができないんです。

おいおいそれってもう多人数ゲームである意味が薄いじゃないか、と。
自分一人を楽しませることに特化して考えるなら、そりゃもうソリティアとして作られるべきモノだろう、と。

そんな理由で、うちの7ならべモドキは、多人数ゲームであることをさっさと捨て、一人遊びとして組み直されることで、こんなカタチになりました。

だから──誰もやんねーよとは思いますが──くれぐれもここのオリジナルルールを導入してリアル7ならべを遊ぼうとか考えないでくださいね。
たぶん、すっげーつまんないです。
いや、フリじゃなくて。マジで。

一人遊びの強みは、どんなに独善的なプレイも許容されることです。
「勝利を目指すこと」すら、そこでは最低条件から外れます。
目の前のプレイヤーたちをガン無視しても大丈夫。勝利以外の、自分ひとりだけの目的に向かい走っても、咎められることがありません。

普段やっちゃいけないことって、たまにやるとイケナイ気持ちよさがありますよね。
「俺は勝負を捨ててでもここで6を3枚連続で出したいんだ!」とか、「俺はここでパスを遣いきるがお前だけも道連れだ!」とか、対人戦でやったらすぐグーパンがとんできます。しかしそういった問題行動も、CPU相手のソリティアでなら、好きなだけ楽しめます。
そして、そういうダメ行動を存分に楽しめるオモチャになればいいかなぁというのが、この、パーティゲームの皮を被ったソリティアのコンセプトなのでした。



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